幽閉サテライトの歌詞が難解過ぎる

 

難解過ぎる。

 

 

※歌詞をそのまま貼り付けるのはマズイ気がするのでここでは引用に留めておきます。

 

2014/04/28 0:59 「カフカなる群青へ」開始

 

 

 

 

 

 

1.「カフカなる群青へ」

 

原曲:有頂天変 ~ Wonderful Heaven

 

 

「天子ちゃんのテーマ」を存分に使った開放感のある心地良い曲。

しかし歌詞は、というかタイトルから難解である。

 

 

カフカなる ってなんじゃい

 

 

カフカと言うと一般的にはフランツ・カフカのことを示すらしい。

>フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、出生地に即せば現在のチェコ出身のドイツ語作家。プラハのユダヤ人の家庭に生まれ、法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆、どこかユーモラスで浮ついたような孤独感と不安の横溢する、夢の世界を想起させる[1]ような独特の小説作品を残した。その著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成り、純粋な創作はその少なからぬ点数が未完であることで知られている。(Wikipediaより)

 

 

というわけでカフカ短篇集を早速読んでみよう。

まずは一番短いっぽい「橋」から。(青空文庫入りしてるし転載しても大丈夫よね・・・?)

 

 

 

 橋


 私は橋だった。冷たく硬直して深い谷にかかっていた。こちらの端につま先を、向こうの端に両手を突き立てて、ぼろぼろ崩れていく土にしがみついていた。風にあおられ裾がはためく。下ではマスの棲む渓谷がとどろいていた。こんな山奥に、はたして誰が迷い込んでくるだろう。私はまだ地図にも記されていない橋なのだ――だから待っていた。待つ以外に何ができる。一度かけられたら最後、落下することなしには橋はどこまでも橋でしかない。


 ある日の夕方のことだ――もう何度もくり返してきたことだろう――私はのべつ同じことばかり考えていた。頭がぼんやりしていた。そんな夏の夕方だった。渓谷は音をたてて黒々と流れていた。このとき、足音を聞きつけた。やって来る、やって来る!――さあ、おまえ、準備しろ。おまえは手すりもない橋なのだ。旅人が頼りなげに渡りだしたら気をつけてやれ。もしもつまずいたら間髪入れず、山の神よろしく向こう岸まで放ってやれ。


 彼はやって来た。杖の先っぽの鉄の尖りで私をつっついた。その杖で私の上衣の裾を撫でつけた。さらに私のざんばら髪に杖を突き立て、おそらくキョロキョロあたりを見廻していたのだろうが、その間ずっと突き立てたまま放置していた。彼は山や谷のことを考えていたのだ。その思いによりそうように、私が思いをはせた矢先――ヒョイと両足で身体のまん中に跳びのってきた。私はおもわず悲鳴を上げた。誰だろう?子供か、幻影か、追い剥ぎか、自殺者か、誘惑者か、破壊者か?私は知りたかった。そこでいそいで寝返りを打った――なんと、橋が寝返りを打つ!とたんに落下した。私は一瞬のうちにバラバラになり、いつもは渓流の中からのどかに角を突き出している岩の尖りに刺しつらぬかれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??????????????????????????????

 

 

 

困った。歌詞よりも難解だ。

というかわけがわからない。

 

 

時間が無くてまだこの「橋」しか読んでいないのだが、彼はこんな不条理に満ち溢れた作風が普通らしく、

他にも

 

「ある日突然虫に変身して死んで終わり」

 

とか(「変身」)が有名らしい。

 

 

 

うーむ、どうも

「三平方の定理の証明に余弦定理を使おうとしている」

感がある。

 

 

 

 

別の視点からあたってみよう。

 

 

「カフカ短篇集」の訳者注によれば、

「カフカ」はチェコ語で「カラス」

を指すらしい。

 

∴「カフカなる群青へ」→「カラスなる群青へ」

 

・・・駄目みたいですね

 

 

 

 

タイトルについては一旦諦めるとして、次は歌詞。

前からずっと気になっていたことを友人に話してみた。

 

俺:>僕らは生まれた日から唯一無二の思想家さ って8小節で矛盾起こしてね?


僕ら:私たち(複数)を指す
唯一無二の:世界にたった一つ、それ以外に存在しない(単数)
単数≠複数 よって矛盾

 

自分としてはくだらないことをつついて笑うつもりだったのだが・・・

 

友:多重人格なんじゃね

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i

 

・・・まあ多重人格は言い過ぎだが

「自問自答している」歌詞だと考えると色々と読みやすくなる。

 

との駆け引きが出来る

>僕は生まれた日から

が持つ掴めない魅力に

 

てっきり天子ちゃんのゆかりんに対する思いを綴ったものかと思っていたが、

自問自答と思って改めて歌詞を眺めるとそれはそれでしっくりくる。

 

どうなんだろうね。 (続く)

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